法人向け
2023/5/22

在庫リスクとは?多く抱えるデメリットと原因から学ぶ必要な対策

在庫は多めに用意しておいた方が安心なのでしょうか?もちろん、在庫にはメリットがありますが、多く抱えすぎると様々な弊害をもたらすこともあります。

在庫が売上に繋がらず残り続けた場合、経営へ与えるデメリットとは?今回は、具体的なデメリットから、原因・対策まで大まかに学んでいきましょう!

在庫リスクとは?考えられるデメリット

在庫を大量に持っていた方が、仕入れの単価が安くなったり、売れる機会が増えたりとメリットが多いように思いませんか。しかし、売上の予測を誤ったまま大量の在庫を抱えれば、経営にデメリットを与えるリスクを抱えることもあります。

ここでは、在庫リスクの具体例とそのデメリットを3つご紹介しますので、在庫管理について今一度見直してみましょう。

商品価値の低下

商品の価値は、時期や流行によって上下します。売れる時期や流行を逃してしまえば商品の価値は低下するため、値段を下げなければ売れなかったり、いつまでも在庫として残ったりするリスクがあります。

例えば、次のような商品は価値が低下し、在庫を抱えるリスクがあります。

  • 賞味期限が近いまたは切れている商品
  • 型落ち品
  • 季節が終了したイベント商品(バレンタインデー・クリスマスなど)
  • 流行が終了した商品

大量に仕入れたり生産したりすれば単価が安くなりますが、時期や流行を見誤ると、売れない商品の在庫を大量に抱えるリスクが高くなります。

管理コストの増加

在庫を保管するためには、次のような在庫管理コストがかかります。

  • 倉庫を新設・賃貸する費用
  • 品質を保つための設備費用
  • 在庫管理者の人件費

一般的に在庫管理コストは、在庫金額の約15~25%かかるといわれています。 在庫を多く抱えるほど在庫管理コストも増加するため、売上に見合った量の在庫を持つことが大切です。

税金の増加

在庫を抱えるだけでは利益は出ませんが、在庫を多く抱えるほど課税額が増加します。在庫を売り上げない限り、在庫の仕入費用を「売上原価(今期売ったものにかかった原価)」として計上できないためです。

利益は、売上から「売上原価」と「経費」を引いて算出します。在庫を多く抱えるほど「売上原価」は少なくなるため、利益が多くなります。課税額は利益が多いほど増額するため、経営の負担につながるリスクがあるのです。

在庫リスクが発生する原因は?

大手企業では、さまざまな社会貢献活動が行われています。ここでは3社の事例をご紹介しますので、自社で社会貢献活動を検討される際の参考にご覧ください。

需要予測のミス

過去の売上データや市場の動向、消費者のニーズを見誤れば、適切な量の在庫を仕入れることはできません。「この商品はこれくらい売れるだろう」「人気商品だからたくさん仕入れておこう」などのように、なんとなくの予測で商品を生産・発注してしまうと、需要予測を見誤ります。すると、予測した売上を出せずに在庫を抱えるリスクが高まるのです。

商品のバリエーションを幅広く用意している商品は、サイズや色ごとにニーズが異なるため、需要予測が難しくなります。商品の企画段階からサイズや色ごとのニーズを捉え、適切な数を生産・発注することが大切です。

在庫管理や発注のミス

次のような状況に当てはまる場合、在庫の把握や適切な発注数が把握できず、過剰な在庫を抱えるリスクがあります。

  • 在庫管理のルールがわかりづらい
  • 発注から納品までの日数を把握していない
  • 倉庫の整理ができていない

社員ごとに発注のタイミングの認識が異なる場合、適切な時期に発注できず在庫を抱えすぎる場合があります。発注のタイミングや、納品までの日数などを社員で共有することで、適切な量の在庫を持つことができます。

また、倉庫の整理整頓が行き届いていない場合、目的の商品を見つけられず追加発注をしてしまうこともあります。現状の在庫を正しく把握するために、倉庫の整理整頓を徹底することが大切です。

返品による在庫の発生

商品の見た目や使い心地が予想とは違った場合や、粗悪品だった場合、顧客から返品されて在庫になることもあります。返品されてしまった商品は1度売れた商品のため、返品された時には既に追加発注をしている状態です。そこへ返品された商品が在庫として加わるため、余分な在庫を持つことになり、管理コスト増加の原因になります。

返品による在庫を減らすためにも、商品の検品を徹底し、ECサイトでは商品の写真や説明を誇張しすぎないことが大切です。

在庫リスクを抑えて社会貢献

在庫リスク対策をしていても、長期的に在庫が残ってしまう場合もあります。保管コストや税金の支払額を減らすためにも、なるべく早く手放したいものですが、どのようにしたらコストを抑えながら手放せるのでしょうか。

処分費用の出費や環境負荷などでお悩みの場合は、寄付という手放し方を検討してみませんか。「もったいない運送」をご活用いただくと、コストを抑えながら、不用品を社会貢献につなげるサイクルにご参加いただけます。

もったいない運送では、電気製品やパソコン、衣類・食器・趣味用品・おもちゃ・雑貨など、リサイクル・リユースが可能な幅広いアイテムの回収を行い、寄付につなげています(食品は不可)。

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在庫は、ごみではなく貴重な資源です。資源を無駄なく、必要としている誰かの元に届けることで、貴社のコスト削減につなげませんか。「もったいない運送」が貴社のお悩みの解決にご協力致します。

 

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