アンプの捨て方とは?適切な処分方法と買取のコツを確認
オーディオ好きにとって、必須アイテムの1つであるアンプ。大事にしていても、いつかは手離す日がやってくるかもしれません。
アンプを処分するときは、どのような方法が正しいのでしょうか。アンプの正しい捨て方や、不用品の処分により発展途上国を支援する方法をご紹介します。
アンプの捨て方は?正しく処分する方法
アンプの処分はいくつかの方法が挙げられます。ご自身に合った捨て方を選んで、適切な処分を心がけましょう。
自治体の回収で処分
不用品の処分といえば、自治体による回収サービスが一般的と言えるでしょう。その場合は、正しく分別する必要がありますが、アンプは何ゴミとなるのでしょうか。
アンプは燃えないゴミ、もしくは粗大ゴミに分別されます。これは自治体のルールにもよりますが、多くの場合は、30センチ角に満たないものは燃えないゴミ、30センチ角以上のものは粗大ゴミとなります。まずは自治体に連絡して、どちらに該当するか確認してみましょう。
燃えないゴミとなる場合は、ビニール袋に入れて指定の場所に置くだけで問題ありませんが、粗大ゴミの場合はごみ処理券を購入する必要があります。自治体に料金を確認した後、スーパーやコンビニでごみ処理券を購入、指定の日時、指定の場所までアンプを出しておきましょう。
小型家電リサイクル法による処分
2013年に施行された小型家電リサイクル法によって、家電量販店や役所に、小型家電回収ボックスが設置されるようになりました。
この小型家電回収ボックスは、投入可能サイズである、横30センチメートル×縦15センチメートル以下の家電であれば、無料で処分が可能です。ただし、自治体によって小型家電リサイクル法の対象となる家電や、投入可能なサイズが異なりますので、まずは確認してみましょう。
買取サービスを利用
まだ利用できるアンプであれば、処分してしまうのではなく、買取を検討してみてもいいかもしれません。リサイクルショップに持ち込む以外にも、フリマアプリやオークションサイトといった方法で買取相手を探せます。
ただし、こちらの方法はいくつかの手間が発生してしまいます。リサイクルショップに持ち込むのであれば、自身で運ぶ手間が発生し、そもそも近くに店舗が存在しないこともあり得ます。フリマアプリやオークションサイトも、買取相手を見つける、相手とのやり取り、発送や梱包といった手間が発生してしまうため、時間的な余裕がなければ難しい方法と言えるでしょう。
知人や友人など近しい人に譲る
アンプを知人や友人に譲ることも選択肢の1つと言えます。買取サービスに比べ、知人や友人に譲るのであれば、いくつかの手間も省略できます。
また、不用になってしまったアンプを譲ることで、身近な人が喜んでくれたら、自分自身も嬉しくなるのではないでしょうか。
不用品回収サービスに依頼
時間的な余裕がない場合、たくさんの不用品が出てしまった場合など、不用品回収サービスにアンプの処分を依頼するとスムーズです。不用品回収サービスは、指定した時間、指定した場所に駆け付け、迅速に不用品を回収してくれます。自治体による回収や、買取サービスに比べると、手間なく手早く片付けられる方法だと言えるでしょう。
捨てる前に!価値の高いアンプとは
アンプは価値が高いものが多く、捨ててしまうことはもったいないことかもしれません。アンプの買取を希望するとき、確認すべき点や注意すべき点をご紹介します。
人気のアンプとは
アンプはメーカーによって高価格の買取対象になるものがあります。買取に出す前、必ずどこのメーカーから出ているのか、型番と合わせて確認しましょう。以下のメーカーから販売されているアンプは特に高価格買取が期待できますので、ぜひ覚えておいてください。
LUXMAN
LUXMAN(ラックスマン)は、大阪で創業されたオーディオメーカーで、1925年というNHKラジオ放送開始と同時期に登場しました。古くからアンプの制作を行い、オーディオファンから強い信頼を得ています。LUXMANのオーディオ機器から奏でられる音は、ラックストーンと呼ばれ、多くの人に親しまれています。
DENON
DENON(デノン)は、1939年に株式会社日本電音機製作所によって登場したオーディオメーカーです。1945年、NHKラジオで終戦を伝えた玉音放送を録音した円盤録音機を発明したことでも有名なDENONは、名門オーディオブランドとして多くのアンプを誕生させています。豊かで力強いサウンドは「デノントーン」と言われています。
Accuphase
Accuphase(アキュフェーズ)は、1972年にトリオ(のちのケンウッド、現:JVCケンウッド)の創業者・春日二郎・仲一らが設立したオーディオメーカーです。高級オーディオと業務用オーディオ機器を製造販売し、高価格帯のピュアオーディオに特化していることが特徴。
オーディオのスペックだけでなく、アフターサービスも充実していることが有名で、生産終了品のパーツ類も全て可能な限りストックしているため、かなり昔のモデルも補修してもらえる可能性があります。
YAMAHA
世界最大の総合楽器メーカーであるYAMAHA(ヤマハ)も、数々のアンプを発表しています。ピアノを始めとする楽器、電子楽器の製造ノウハウをもとに、高品質なアンプは多くのオーディオファンをうならせます。伸びのある高音域と温かみのある中音域、フラットな音質がYAMAHAのアンプの特徴です。
McIntosh
McIntosh(マッキントッシュ・ラボ)は、アメリカで創設された高級オーディオメーカーです。1949年、フランク・H・マッキントッシュが創立し、数々の高級アンプを発表しました。McIntoshのアンプ製品は「ブルーアイズ」と言われる、青い輝きを放つ前面パネルが特徴です。
Marantz
Marantz(マランツ)は、アメリカで創設されたオーディオメーカーです。1953年、アメリカで誕生したMarantzですが、1964年にスーパースコープ社に売却されたのち、オランダのフィリップス社に売却され、最終的には日本企業ディーアンドエムホールディングスの傘下で事業が継続されています。
1992年に発売されたプリメインアンプPM-99SEからは、マランツ独自の高速電圧増幅モジュール「HDAM(Hyper Dynamic Amplifier Module)」を採用し、優れた音質を再現していることが特徴です。
アンプ買取の注意点
アンプを買取に出す場合、できれば高価格で引き取ってもらいたいところですが、どのようなことに注意すればいいのでしょうか。
まずは付属品が揃っているかどうか確認しましょう。説明書、証明書、箱が揃っているとポイントが高いと言われています汚れがあれば、簡単に掃除をしておくと、査定の際に好印象を抱いてもらえます。ただ、掃除に力を入れ過ぎて、傷が付いてしまうことがないよう注意してください。
また、明らかに古いアンプだとしても、実はお宝だということもあるので、可能であれば専門家に相談してみましょう。
アンプ処分で途上国を支援する方法
この世界には発展途上国と言われる地域があり、そこでは多くの人が、不衛生で不便な生活を送っています。しかし、アンプを処分することで、そういった人々を支援する方法があります。
それが、不用品回収サービス「もったいない運送」の利用です。もったいない運送にアンプ処分を依頼すれば、発展途上国に清潔な水を寄付ができて、その他の支援にもつながります。
もし、途上国の現状に興味がある、アンプの処分で困っているときは、もったいない運送にご相談ください。