無線機の捨て方とは?処分前に確認すること注意点など
無線機を利用するのは、普段の生活では非常に珍しいことです。しかし、現在も業務で無線機が使われることもあれば、趣味として楽しまれることもあります。
そんな無線機を処分する機会があったら、どのような捨て方が適切なのでしょうか。無線機の適切な処分方法を確認してみましょう。
無線機の捨て方は?正しい処分方法とは
もし、不用な無線機が出てしまった場合は、どのように処分するのでしょうか。無線機の大きさや、お住まいの地域によって異なる場合がありますので、どのような捨て方があるのか確認しておきましょう。
自治体に回収してもらう
不用になってしまった無線機を自治体に回収してもらう場合は、適切に分別する必要があります。これは地域によって変わりますが、ほとんどの場合は不燃ゴミに分別されます。各自治体で決められている収集日時までに、ゴミ捨て場に出しておきましょう。
大きめの無線機は、粗大ゴミの扱いとなり、受付センターに収集可能な日時と料金を確認する必要があります。それらを把握したら、コンビニやスーパーで粗大ごみの処理券を購入し、収集日時までに指定した場所に無線機を出しましょう。
処分したい無線機がどれくらいの大きさであれば、粗大ゴミ扱いになるかは、自治体によって異なります。目安としては、一辺の長さが30~50センチメートルを超えるものとなりますが、サイズについては自治体へ確認すると確実です。
小型家電回収ボックスでリサイクル
サイズが小さい無線機の場合は、小型家電回収ボックスに投入するだけで処分が可能です。小型家電回収ボックスは、小型家電リサイクル法によって小型家電に含まれる資源を回収されるために設置されました。行政施設や家電量販店に設置されていることが多いので、ぜひ確認してみましょう。
また、小型家電回収ボックスの投入口に無線機が入るサイズでなければ、この方法は利用できません。投入口の大きさは、場所によって異なりますが、目安は横30センチメートル×縦15センチメートルほどです。
買取サービスを利用する
日常生活で用いられることはあまりない無線機ですが、業務用に使われる、趣味として楽しまれることは決して少なくありません。そのため、中古の無線機も十分に需要があります。すぐに捨ててしまうのではなく、時間や労力に余裕があれば、リサイクルショップなどで無線機を買取してもらうことも検討してみましょう。
昨今では、フリマアプリやオークションサイトなどインターネットから買取してもらえる相手を探せます。ただ、こちらは相手を探すまで時間がかかってしまうことや、梱包・発送の手間も視野に入れなければなりません。無線機の処分を急いでいる場合は、不適切だと言えるでしょう。
不用品回収サービスに依頼する
無線機をすぐに処分したい、他にも多くの不用品が出てしまった、という場合は不用品回収サービスの利用を検討しましょう。不用品回収サービスは、指定した日時に指定した場所まで駆け付けてくれます。その上、迅速に対応してくれることが多いので、スムーズに無線機を片付けられるでしょう。
無線機を捨てる前に?価値を確認してみよう
スマートフォンが広く普及した昨今では、無線機に高い価値があると聞いても、ピンとこない人がほとんどでしょう。しかし、アマチュア無線の愛好家が使うような無線機は、高い価値で取引されることも珍しくありません。
アマチュア無線は「キング・オブ・ホビー」と言われ多くの人に親しまれ、今でも根強い人気があり、コレクターは多く存在します。他にも、災害の際に緊急連絡が可能であると再び注目が集まっていることや、中古の無線機を修理して利用することを趣味としている人も存在するのです。
そのため、古い無線機の場合でも高い価値が付く可能性はありますが、状態や買取の手段によっては、実際の価値よりも低くなってしまう恐れがあります。処分するのではなく、買取を視野に入れている場合は、無線機の状態や価値を把握したいところです。それでは、無線機の買取の際はどのような点に注意するべきなのでしょうか。
処分せず無線機の買取を検討している場合
無線機を処分せずに買取を検討している場合は、いくつかの点に注意しなければなりません。
まずは人気の型番かどうかを確認しましょう。無線機には人気メーカーが存在します。KENWOOD、TRIO、ICOM、YAESUといったメーカーは特に人気です。この中でも特に高価買取が期待できる型番があります。KENWOODであれば「TS-950SDX」や「TS-790G」など。TRIOであれば「TS-900S」や「PS-900S」など。ICOMは「IC-7600」、YAESUなら「FT-2000D」などです。
もちろん、傷や汚れがないものが高く買取してもらえます。もし、簡単な掃除で汚れを落とせそうであれば、傷を付けない程度に綺麗にしておきましょう。そして、付属品が揃っていることも重要なので、すべて揃っているかどうかも確認してみてください。
無線機の処分を不用品回収業者に依頼するメリット
無線機の買取は事前に調べることや、実際に手続きを行うために、時間や労力を費やす必要があります。もし、無線機の処分をお急ぎの場合は、先程も触れたように不用品回収サービスの利用を検討してみてください。
不用品回収サービスに無線機の処分を依頼するメリットは、時間と労力の節約だけではありません。不用品回収サービスによって回収された無線機は、ただ処分されるのではなく、リサイクルやリユースに役立ち、環境への負荷を抑えられます。
さらに、不用品回収サービス「もったいない運送」は、売上の一部を途上国に寄付するなど、支援活動を行っています。処分する無線機がもったいないと感じたとき、途上国の状況が気になるときなど、せひ「もったいない運送」のサービス内容だけでも確認してみてください。