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2024/1/15

サーキュラーエコノミーとは?企業が注目する理由とメリット

昨今、多くの企業がサーキュラーエコノミーに注目しています。しかし、サーキュラーエコノミーの一般的な認知度はまだまだ低いものだと言えるでしょう。今回はサーキュラーエコノミーとは何か、企業が取り組むメリットも含めて解説します。

また、サーキュラーエコノミーに取り組む上で、非常に便利なサービスもご紹介しますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

サーキュラーエコノミーとは?

サーキュラーエコノミー(Circular Economy)とは、日本語で「循環型経済」を意味します。

2015年12月にEUが政策パッケージを公表したことで世界的に広まった概念で、経済活動の中で廃棄される製品や原材料も資源と捉え、リサイクル・リユースによって資源を循環させる、という経済システムです。

この世界は人口増加と経済成長を背後に、大量生産・大量消費が繰り返されることによって、多くの廃棄物が発生しています。それは資源を枯渇させ、自然汚染といった原因となり、地球全体が抱える問題の1つです。

もちろん、廃棄物を減らし、資源を大切にする取り組みは、3Rを徹底するなど多くの自治体によって行われていますが、それだけでは資源不足や環境問題を解決するには至りません。限りある資源と環境を守り、その上で経済を持続させるためには、サーキュラーエコノミーのような考え方が必要となります。

つまり、これまでの「製造、消費、廃棄」という一方通行でモノを使う「直線経済」からの脱却を目指す考えが、サーキュラーエコノミーなのです。

サーキュラーエコノミーが注目される理由

それでは、なぜサーキュラーエコノミーが注目されているのでしょうか。それは、以下の3つが大きな理由となっています。

資源枯渇のリスク

日本では少子化が懸念されていますが、世界的には人口は増え続け、これも問題視されています。

2020年の時点で約78億だった人口は、2050年には97億人に達すると推計。人口が増加することで食料やエネルギーと言った資源が、すべての人たちに行き渡ることが難しくなると考えられます。

そのため、サーキュラーエコノミーを定着させ、できるだけ資源を大切にすることが求められているのです。

廃棄物処理の問題

増え続ける廃棄物も大きな問題です。かつての日本は一定の廃棄物処理は自国内で行い、処理し切れなかったものはアジア諸国に輸出する、という手段を取っていました。

しかし、アジア諸国が廃棄物輸入規制を行い、廃棄物が国内に滞留してしまう状況が続いています。この問題を解決するためには、廃棄物の量を抑える、再循環させるといったシステムの見直しが必要となるのです。

気候変動の深刻化

世界中で問題となっている気候変動の原因は、人間による経済活動によって排出された温室効果ガスが大きく関係している、と言われています。廃棄物の処理は多くの温室効果ガスを発生させるものです。

つまり、サーキュラーエコノミーは温室効果ガスを抑え、気候変動を軽減させる手段の1つだと言えます。

企業がサーキュラーエコノミーを取り組むメリット

企業にとって、サーキュラーエコノミーに力を入れるメリットはあるのでしょうか。

コスト削減

サーキュラーエコノミーは廃棄物を抑え、リサイクル・リユースと言った方法で資源の有効活用を試みます。そのため、廃棄物の処理方法をはじめとした、資源の活用法を見直しによって、大きなコスト削減が見込めるでしょう。

また、従業員の意識が高まれば、節電やコピー用紙の削減、フードロス削減といった具体的な行動に出る可能性もあります。

ビジネスチャンス獲得の可能性

サーキュラーエコノミーに取り組むことは、リサイクル・リユースの技術について見直すことになります。

そうなると、研究開発や新たな取引先との出会いが生まれる可能性も。さらには、そういった動きが新たな産業を生む可能性もあるでしょう。

企業価値向上の可能性

サーキュラーエコノミーに取り組むことは「環境に配慮した記号である」というイメージを持たれやすくなります。企業のイメージがアップすれば、企業価値が向上。消費者に自社製品やサービスを選ばれやすくなります。

さらには、投資家から融資を受けやすくなる、優秀な人材を確保しやすくなる可能性も出てくるでしょう。

サーキュラーエコノミーに取り組むなら

このように、企業がサーキュラーエコノミーに取り組むメリットは数多く存在しています。もし、自社でも「サーキュラーエコノミーに力を入れてみたい」とお考えでしたら、もったいない運送にお手伝いさせてください。

もったいない運送は、コストを抑えながら自社の不用品をリユース・リサイクルできるサービスです。社内の電気製品やパソコン、衣類や雑貨はもちろん製品の余剰在庫のリユース・リサイクルも、もったいない運送にお任せください。

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