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2023/11/14

CSRとコンプライアンスの違いとは?重要性とメリットを解説

企業が事業活動を続ける上で、その重要性が注目されているCSRとコンプライアンス。並べて語られることが多いこの2つですが、どういった意味なのでしょうか。

今回はCSRとコンプライアンスの意味と違い、重要性などをご紹介します。

CSRとコンプライアンスの違いとは?

まずは、CSRとコンプライアンスの意味、違いや関係性を確認してみましょう。

CSRとは

CSRとは「Corporate Social Responsibility」の略語で「企業の社会的責任」という日本語に訳されます。事業を行う上でさまざまな方面に影響を及ぼすことになりますが、それに対して企業が負うべき社会的責任を指します。

その領域は幅広いもので、例えば従業員や顧客、自治体など「ステークホルダー」に対する責任、さらには「環境問題」に対する責任がメインと言えるでしょう。CSRに取り組む企業では、そういった責任に対し、何かしらの対策を行う姿勢を見せています。具体例としては、再生可能エネルギーの利用、地域の環境保全活動、ダイバーシティの推進などが挙げられます。

海外では、企業存続には持続的な社会的発展が必要だと古くから考えられていましたが、日本でCSRが広がったのは2000年以降のことです。これには、企業の不祥事、環境問題などの深刻化、企業のグローバル化などが背景にあります。

また、企業がCSRに取り組むことで、企業イメージの向上、従業員満足度の向上、優秀な人材の確保に貢献といったメリットが挙げられます。

コンプライアンス

コンプライアンス(compliance)とは「法令遵守」と訳されます。簡単に言うと企業などが、法令や規則を守ることです。

ただ法令を遵守するという意味だけでなく、会社の規則、法令法律に含まれない社会的ルールを守って事業に取り組むこともコンプライアンスに含まれます。具体的なコンプライアンス違反の例としては、ハラスメント行為、サービス残業の常態化、不適切なSNS利用、情報漏洩などが挙げられるでしょう。

こういったコンプライアンスを順守しなければ、企業は社会的な信頼を失い、従業員のモチベーションを低下させ、その価値を落としてしまう恐れがあります。

CSRとコンプライアンスの違い

CSRは企業が負う社会的責任、コンプライアンスは守るべき社会的なルール・規範という違いがあります。この2つの関係性としては、企業がCSRを取り組むためにコンプライアンスの徹底が重要である、ということです。

企業が強い信頼を得るためには、コンプライアンスを徹底し、さらには社会貢献活動などCSRに取り組むことが効果的となります。

CSRとコンプライアンスの重要性

CSRとコンプライアンスは企業にとって重要性の高いものです。どういった点が重要なのか改めて確認してみましょう。

CSRの重要性

企業がCSRに取り組むことで、取引先や一般消費者から信頼を集めることです。CSRに取り組むことで人件費などコストが増加し、目に見える効果が表れにくい、というデメリットはありますが、時間をかければ業績が向上する可能性があります。

また、信頼性が高まることで新卒者や転職希望者が自社を積極的に志望してくれることも。つまり、優れた人材が集まるきっかけになり、結果的に企業の成長につながると言えるのです。

コンプライアンスの重要性

企業にコンプライアンスを違反するような行為があった場合、CSRに取り組むことで得られるメリットと、まったく逆のことが起こってしまいます。

まず、不正や社会的な規範から外れるような行為が頻繁にあれば、社会的な信用は失われます。それは、顧客流出、人材確保の苦戦、金融機関からの評価低下といったデメリットを生んでしまうでしょう。

さらに、コンプライアンスを軽視して法律違反があれば、営業停止命令が下され、事業を続けることもできません。利益を出し、持続可能性のあるビジネスを続けるためには、コンプライアンスの遵守が非常に重要なのです。

CSRとコンプライアンスを強化するなら

CSRの取り組みやコンプライアンスの遵守は、さまざまな形がありますが、不良在庫や余剰在庫の処理も大いに関係します。これらを環境に負荷をかけず適切に再活用できればCSRにつながり、逆に不適切な方法で処分してしまったらコンプライアンス違反だと言えるでしょう。
もし、不良在庫や余剰在庫の処理にお困りでしたら、もったいない運送の利用をご検討ください。もったいない運送は電気製品やパソコン、衣類、キッチン用品などリサイクル・リユースが可能な幅広いアイテムの回収を行い、寄付につなげています。

回収対象となる品目はこちら

さらに、もったいない運送をご利用いただくと、以下のような4つの社会貢献につながります。

  • リユース・リサイクルによる環境保全
  • 途上国での修理依頼による雇用創生
  • 途上国へ100リットルの水をきれいにできる浄化剤の寄付
  • 国内の障がい者の雇用創生

これまで廃棄していた商品在庫や資材も、大切な資源です。廃棄からリユース・リサイクルに切り替え、CSRの強化に取り組んでみてはいかがでしょうか。もったいない運送が全力でご協力いたします。

 

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