整理整頓
2022/11/7

茶箱の捨て方とは?処分方法と収納としての価値をご紹介

家の物置の奥で眠っている茶箱は、どのように処分すれば良いのでしょうか。捨て方を含めたさまざまな処分方法についてご紹介します。
今ではあまり目にしなくなった茶箱ですが、普通の木箱にはない収納面でのある機能が再注目されています。捨てようと考えている方は、ぜひ茶箱の価値を知ってリユースについても考えてみませんか。

茶箱の処分方法は?正しい捨て方

茶箱の処分方法には、主に4つの方法があります。正しい捨て方と、再利用の方法についてご紹介します。

ごみとして自治体に回収してもらう場合

茶箱は多くの自治体で粗大ごみに分類されており、200円~400円ほどで処分が可能です。そのため、木製であってもそのままの状態で燃えるごみに出すことはできません。

しかし、茶箱を分解・切断し1辺を30センチ以下にすれば、燃えるごみとして出せる自治体もあります。自治体によって燃えるごみに出せる規定サイズや分別ルールは異なりますので、必ず自治体の分別表を確認するか直接問い合わせましょう。

リユースする

茶箱は吸湿性や防虫性に優れていることから、元々はお茶の葉を保管する箱として使われてきました。そのため、捨てずに収納箱としてリユースするのも1つの方法です。

自宅でリユースが難しい場合は、メルカリやラクマなどのフリマアプリサービスへ出品する方法もあります。フリマアプリサービスでは、2,000~10,000円ほどの価格で出品している方が多い印象です。出品には写真撮影・商品説明・発送などの手間があるので、手間や時間をかけられる方に適した処分方法です。

不用品回収業者に依頼する

実家の物置の整理などで茶箱以外にも多くの不用品が出た場合は、不用品回収業者に依頼すると効率よく処分できます。業者によって回収できる品目は異なりますが、物置に眠っている釣り具・楽器・キャンプグッズなどの趣味用品や、耕運機・ガスストーブ・贈答品などの捨てるに捨てられないものも一度に片付けられます。

回収費用はかかりますが、荷物の運び出しから回収までを行ってくれるため、時間や手間をかけられない方に適した処分方法です。

知人に譲る・寄付する

年月を重ねた茶箱は、レトロな風合いを醸し出します。その風合いが好まれ、茶箱は見せるインテリアとしても注目されています。古いからといって捨ててしまわずに、友人や知人に声を掛けてみましょう。譲り先が見つかるかもしれません。

また、茶箱は用途が幅広いため、寄付を受け付けている寄付サービスもあります。寄付サービスによっては、寄付の過程で途上国や障がい者の雇用を創出したり、生活環境を改善したり、さまざまな社会貢献を行っている場合もあります。

処分する?茶箱の役割と歴史

茶箱とはスギの木で作られた、お茶の葉の輸送や保管をする木箱のことです。その起源には諸説ありますが 、江戸時代に海外へお茶の葉を輸出するために使われ始めたとされています。箱の材料に吸湿性の高いスギの木を使い、箱の内側は亜鉛メッキ鋼板で気密性を高めたつくりのため、お茶のような湿気に弱い食品の輸送や保管に適した箱でした。

しかし、1909年頃に日本で段ボールが普及し始めると、茶箱の需要は徐々に減りだします。段ボールは茶箱より生産コストが安く軽いため、輸送のコストパフォーマンスが高かったためです。また、1900年後半頃から真空パック技術が普及したことにより、今では茶箱がお茶の葉の輸送に使われることはほとんどなくなってしまいました。

現在では、日本の茶箱は小物や洋服を入れたり、インテリアとして飾ったりするための箱として、日本在住の外国人から注目されています。茶箱の外側に和紙や布を貼って自らリメイクしている人もいます。

処分する前に!茶箱の使い道

ほとんど見かけることがなくなった茶箱は、今や貴重な存在です。処分してしまうのはもったいないかもしれません。古い木の風合いを生かして、見せる収納や家具としてリユースしてみませんか。ここでは、茶箱の使い道を3つご紹介します。

貴重品を入れる収納として

茶箱は食品を湿気から守るだけではなく、スギの木の持つ断熱性によって外の熱からも守ってくれる優れものです。カメラなどの精密機器や着物の小物、革靴のような貴重品の収納に、茶箱を利用することもできます。マンションなどの湿気や熱のたまりやすい住宅に適した収納箱です。

食材を守る収納として

茶箱は気密性の高さから防湿性・防虫性に優れ、食材を湿気や虫から守ってくれます。米や乾麺、お菓子、乾物の収納に使用すれば、食材の長期保存が可能です。木製の家具やインテリアの多い家では、茶箱の木の温かみを生かし、見せる収納にしてもなじみやすくなります。

椅子としてリメイク

茶箱の木の風合いをそのまま生かし、椅子として利用することもできます。木の外側の汚れや傷が気になる場合は、茶箱の外側に好みの柄の布を貼り付けてリメイクすればオリジナルの椅子として楽しめます。タッカーなどの工具で布を留めれば、しっかりと貼り付けられます。

茶箱を捨てるなら社会貢献に役立てよう

家や物置の整理で出た、茶箱やその他の不用品の処分にお困りの場合は、もったいない運送を通じて寄付してみませんか。ご都合のよい日に、軽トラックで回収に伺います。

回収した不用品は寄付を通してリユースされるだけではなく、次の4つの社会貢献につながります。

  • 途上国へ100リットルの水をきれいにできる浄化剤の寄付
  • 途上国の雇用創出
  • 国内の障がい者の雇用創出
  • リユース・リサイクルによる環境保全


大切なものを保管するために愛用され続ける茶箱を、社会貢献に役立ててみませんか。

 

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