スピーカーの寿命はどれくらい?壊れにくい使い方や注意点とは
オーディオの質を決めると言われるスピーカーですが、いつかは寿命がやってきます。スピーカーの寿命は、どれくらいの年数で訪れてしまうのでしょうか。
スピーカーの寿命や保管の際に気を付ける点をご紹介します。また、スピーカーの処分によって、発展途上国を支援する方法もご紹介します。
スピーカーの寿命はどれくらい?目安や平均とは
スピーカーは家電の中でも、寿命が長い部類に入ると言われています。もちろん、スピーカーにも寿命があり、使い方や保管方法を誤ると、すぐに壊れてしまうことは、想像に容易いことです。
スピーカーの寿命は、目安としては約10年と言われています。ただ、丁寧に使用して保管方法にも気を付ければ、20~30年と寿命が長くなることも。逆に、適切とは言えない環境で使用した場合は、数年で壊れてしまうこともあります。スピーカーを長く使いたいのであれば、使用や保管について注意を払いましょう。
スピーカーの寿命が近い症状は、音が出なくなった、ノイズや音割れがある、といったものが挙げられます。このような症状が発生したら、買替や処分を検討する必要があるかもしれません。
スピーカーの寿命が縮む原因とは?劣化の原因
スピーカーの寿命は何が原因で縮んでしまうのでしょうか。大切に使うためにも、スピーカーの寿命を縮める原因を把握しておきましょう。
日当たりや温度による劣化
どんな場所に設置するか、ということはスピーカーの寿命に大きく関係します。とにかく気を付けなければならないのは、直射日光を避けることです。スピーカーには、ウレタン製・ゴム製のエッジ、紙製・樹脂製の振動板という部品がありますが、これらは紫外線によって劣化します。
さらに、直射日光はスピーカー内部の温度を上げて、乾燥や湿度の変化にもつながります。ウレタンやゴムは、乾燥と湿度に弱いという特性もあるため、そういった環境に設置することは控えましょう。
使用によるコンデンサーの劣化
アンプ内蔵のスピーカーの場合は、電力を貯えて利用する、電解コンデンサーが使われています。この電解コンデンサーには耐用年数があり、1日の使用時間が長くなると熱を帯びて、劣化することに。質の高い固体コンデンサーなら10年前後の寿命ですが、液体コンデンサーの耐用年数は比較的に短いものになります。
電源のオンオフによる劣化
スピーカーは電源を入れた瞬間に、大きな電流が流れます。そのため、電源のオンオフを頻繁に行うことは基板を劣化させ、故障してしまう恐れがあります。スピーカーを長く使いたいのであれば、無駄にオンオフを繰り返すことは避けましょう。
スピーカーの寿命を延ばすには?保管やメンテナンス
スピーカーを長く使うため、気を付けるべきことは、どのような点なのでしょうか。
まずスピーカーが劣化する原因で触れたように、設置場所や丁寧な使用を心がけることです。設置場所は、直射日光は避け、湿度の変化が激しい場所も避けなければなりません。
また、スピーカーのお手入れにも気を配りましょう。スピーカーの汚れを放置してしまうと、カビや錆の原因になります。乾いた布を使って、ホコリを拭き取るだけでも、スピーカーの寿命を延ばすお手入れになります。スピーカーはデリケートな構造をしているため、雑に扱わず、丁寧な掃除を心がけてください。
スピーカーの寿命がきたとき処分方法はどうする?
大事に使っていたスピーカーも、いつかは不用となるかもしれません。そんなときは、どのような処分方法があるのでしょうか。
スピーカーの処分は、自治体の回収を利用する場合、燃えないゴミか粗大ゴミに分類されます。サイズや材質によって分類が異なるため、どちらが適切か確認してください。
まだ利用できるスピーカーであれば、リユースに出すことを検討しましょう。無駄にゴミを出してしまうことは、環境に負担をかけてしまうことです。可能な限り、無駄のない処分を検討してみてください。
スピーカー処分で発展途上国を支援する方法
不用になったスピーカーを処分する方法として、不用品回収業者に依頼することも挙げられます。不用品回収業者に不用品の回収を依頼することは、ただ処分してしまうのではなく、実はメリットがあります。不用品回収業は、回収したスピーカーをリサイクルやリユースに役立てるため、環境への負荷を軽減することができます。
また不用品回収サービス「もったいない運送」は、不用品を回収する度に、発展途上国の支援につながります。発展途上国では、1日に必要な水を確保するだけでも困難だと言われ、清潔ではない水を飲んで命を落とす子どもも少なくありません。「もったいない運送」では、そんな途上国に水を綺麗にする浄化剤を寄付しています。もし、リユースできそうなスピーカーや、その他にも不用品があれば、ぜひ「もったいない運送」をお試しください。