不用品回収
2021/7/7

ビデオデッキの捨て方は?処分方法によって意外なメリットも

AV機器は進化し、昨今の記録メディアはDVDやブルーレイが主流になっていますが、少し前はVHSが一般的でした。そんなVHSを再生するビデオデッキを未だに所持し、処分方法に困っている、ということはないでしょうか。

ビデオデッキの処分方法を確認してみましょう。また、ビデオデッキの処分によって発展途上国を支える方法もご紹介いたします。

ビデオデッキの処分方法は?5つの捨て方

ビデオデッキの処分は、いくつかの方法があります。一般的な5つの方法をご紹介します。

自治体による回収

ビデオデッキを自治体の回収によって処分する場合は、正しく分別する必要がありますが、何ゴミに分類すべきなのでしょうか。

結論から言うと、ビデオデッキは燃えないゴミか粗大ゴミとなります。これは自治体によって異なり、重さや大きさによって、燃えないゴミとして処分できる自治体もありますが、多くは粗大ゴミと判断されます。必ず自治体のルールを確認し、それに従って処分しましょう。

もし、粗大ゴミに分別されるなら、ごみ処理券を購入する必要があります。自治体の粗大ゴミ受付センターに問い合わせ、料金や日時を確認し、予約を完了させてください。料金の目安としては、400円程度です。予約が完了したら、スーパーやコンビニでごみ処理券を購入し、指定の日時に指定の場所に出すだけです。

家電量販店による回収

家電量販店もリサイクル活動の一環として、ビデオデッキの回収を行っている場合があります。

ただ家電量販店によって、回収方法は異なります。自宅まで訪問してくれる、店頭まで持ち込む必要があるなど、さまざまとなるため、まずはお近くの家電量販店に問い合わせてください。また、回収費用も発生しますので、どれほどの料金なのか忘れずに確認しましょう。

必要としている身近な人に譲る

もしかしたら、ビデオデッキを必要としている人が、身近にいるかもしれません。だとしたら、その方に譲って、ぜひ役立ててもらいたいところです。処分してしまうよりも、身近な人に喜んでもらえるのであれば、きっとビデオデッキも嬉しいはずです。

買取サービスを利用する

ただビデオデッキを処分してしまうよりは、買取サービスを利用して手離した方がお得と言えるかもしれません。リサイクルショップに持ち込むだけでなく、最近ではインターネットでフリマアプリやオークションサイトの利用も考えられます。近くにリサイクルショップがある、フリマアプリやオークションサイトに出品する時間的な余裕があるのなら、チャンレンジしたいところですね。

不用品回収サービスを利用する

引っ越しや大掃除の関係で、なるべく早急にビデオデッキを処分したいのであれば、不用品回収業者に依頼するとスムーズです。不用品回収業者は依頼した日時に駆け付け、手早くビデオデッキを回収してくれます。時間に余裕がないときだけでなく、他にもたくさんの不用品がある場合など、お勧めの方法です。

捨てる前に知りたい!ビデオデッキの種類

ビデオデッキには、いくつかの種類があります。なぜなら、ビデオデッキが再生するビデオテープに種類があるからです。処分する前に、ビデオの種類を知っておくとスムーズかもしれませんので、ぜひいくつか把握しておきましょう。

VHS

VHSは最も一般的な家庭用ビデオの規格です。Video Home System(ビデオホームシステム)の略で、日本ビクター(現・JVCケンウッド)が1976年に開発しました。約10年間も続いた、ベータマックスとの規格争いは有名で、これに打ち勝ったVHSは長い間、多くの人に利用されました。サイズは188×104×25ミリ。

S-VHS

S-VHSはVHSの上位規格で、1987年に日本ビクターが発売しています。VHSよりも高画質であることが特徴で、専用のデッキがありますが、普通のVHSデッキでも再生が可能です。ただし、SQPB機能が搭載されているデッキでなければ再生はできません。サイズは通常のVHSと同じです。

VHS-C

VHS-Cは、VHSを小型化したもので、VHS-Compact(ビデオホームシステムコンパクト))の略です。ベータマックスに対抗するため、日本ビクターから1982年に発売されています。サイズは92×52×23ミリと通常と異なるため、VHS再生デッキには入らず、専用のカセットアダプタを装着する必要があります。

ベータマックス

ベータの愛称で知られるベータマックスは、1975年にソニーから発売されました。先述したように、VHSと長きにわたり規格争いを続けましたが、1984年から販売台数が減少し、2002年に生産が終了しました。サイズはVHSよりもコンパクトで、156×96×25ミリ。

8ミリビデオ

8ミリビデオはビデオカメラ用として普及した家庭用ビデオ規格です。これの登場により、VHSを直接挿していたビデオカメラがコンパクト化し、家庭に普及しました。ハイエイトやデジタル8といった上位規格も存在します。サイズは95×62.5×15ミリ。

処分は早いかも?ビデオデッキの需要

ビデオデッキを処分するよりは買取を利用してみよう、と思ったとき、まず気になるのは需要があるのか、という点ではないでしょうか。最近はブルーレイやDVDが主流のため、ビデオデッキが利用されているか、疑問に思ってしまうことでしょう。しかし、ビデオデッキは2016年に製造が終了し、今では高価格で取引されています。

それには、いくつか理由がありますが、その1つは新しい規格で映像化されていない作品の存在が挙げられます。世の中に出回っている映画やドラマはすべてDVDやブルーレイによって販売されているわけではなく、ビデオデッキがなければ見られない映像作品がたくさん存在するのです。そんな作品を見たいと願う人にとっては、ビデオデッキはお宝と言えるかもしれません。

このようなビデオデッキの需要を踏まえ、買取サービスに出すことを検討しているのであれば、いくつかの点に注意する必要があります。電源が入るかどうか、映像が映るかどうか、正常に動作するか、という点です。また汚れがあるのなら、破損しない程度にしっかりと掃除をすると、買取相手が見つかりやすくなるかもしれません。

ビデオデッキ処分が発展途上国を支える

ビデオデッキを処分する際、不用品回収業者に依頼すると、実は意外なメリットがあります。

不用品回収業者に回収された品物は、ただ処分されるわけではなく、メンテナンス後に海外へ輸出するなど、リユースされます。また、不用品回収サービス「もったいない運送」は、利用するだけで発展途上国の支援につながります。

発展途上国は、水不足や感染症の蔓延など、さまざまな問題を抱えています。不用品を処分するのであれば、せっかくなら何かの役に立てたいところですよね。そんなときは、ぜひ「もったいない運送」のサービス内容だけでも確認してみてください。

 

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