【携帯型ゲーム機の歴史】ゲームボーイやPSPの誕生と進化
どこでも持ち運べて、ゲームを楽しめる携帯型ゲーム機は、大変便利で今もなお進化を続けています。そんな携帯型ゲーム機は、いつごろ誕生し、どのような変化をたどったのでしょうか。携帯型ゲーム機の歴史をご紹介します。
また、携帯型ゲーム機を処分することで、社会貢献につながる方法もご紹介します。
今こそ知りたい!携帯ゲーム機の歴史
それでは、携帯型ゲーム機の誕生から現在まで、その歴史をたどってみましょう。
第1~2世代 携帯型ゲーム機の誕生
携帯型ゲーム機が世の中に登場した時期は、据置型ゲーム機がブームとなっていた1970年年代の後半のことでした。アメリカの大手玩具メーカーであるミルトン・ブラッドリー社が、カートリッジ交換式携帯型ゲーム機「Microvision(マイクロビジョン)」をリリース。しかし、このMicrovisionは画面が壊れやすいという問題点があり、商業的にほとんど成功することはありませんでした。
また、1ハードにつき1ゲームという形式の電子ゲームも登場し、1976年にアメリカの玩具メーカーであるマテルから、世界初の携帯型電子ゲーム機となる「Mattel Auto Race(マテル・オート・レース)」がリリースされています。それ以降、各社から続々とLEDゲームが発売され、ブームとなりました。
1980年代に入ると、液晶ディスプレイが安価となり、電子ゲームがさらに流行します。その中でも、代表的な製品と言えるものが、任天堂から1980年に発売された「ゲーム&ウオッチシリーズ」です。この「ゲーム&ウオッチシリーズ」の一部は、後に主力インターフェイスへと発展する十字キーも採用されています。
1984年には、エポック社から、日本初のROMカートリッジ交換型の携帯型ゲーム機であるゲームポケコンが発売されていますが、商業的には失敗しています。
第3世代 ゲームボーイが誕生
1980年代も後半に入ると、ROMカートリッジ交換型の携帯型ゲーム機が実用的なスペックとなり、多彩なゲームが登場します。
特に、1989年に任天堂から発売されたゲームボーイは、モノクロ液晶を採用し、他機種よりも性能や画質が劣っていたにも関わらず、コンパクトで長時間駆動できるメリットから、最も人気を集めました。セガから1990年に発売されたゲームギアについては、日本では商業的に苦戦したものの、北米ではゲームボーイに対して善戦しています。
また、実用的な携帯型ゲーム機が登場したことで、電子ゲームのブームは終了しましたが、その後も市場は維持され、後に「たまごっち」のようなヒットゲームも登場しました。
第4世代 カラー機種が続々登場
1990年代中盤の携帯型ゲーム機は、第3世代から大きなスペックの向上は見られませんでしたが、携帯性に優れた薄く小さいボディの携帯型ゲーム機が次々と登場します。他にも、液晶技術の発達によってカラー液晶が採用された機種も、長時間の駆動に耐えられるようになりました。さらに、赤外線通信機能などを搭載した、通信機能を活かしたゲームも登場しています。
ネオジオポケット、ワンダースワン、セガ・ノーマッドといった機種も登場していますが、カラー化したゲームボーイシリーズがこの世代で頭一つ抜けている状態でした。
第5~6世代 タッチパネルの採用
1990年代末から2000年代初頭に登場した、第5世代の携帯型ゲーム機は、反射型TFT液晶や反射型FSTN液晶を採用したカラー液晶が主流となり、そのスペックはスーパーファミコン、メガドライブといった第4世代の据置型ゲーム機のスペックを上回るものでした。さらに、2000年代中盤から第6世代が登場すると、ニンテンドーDSとPlayStation Portable(以下、PSP)が人気を二分します。
前世代では乾電池が使用されていましたが、エネルギー密度が高いリチウムイオン電池が採用され、明るいバックライト付き液晶が主流に。グラフィックの3D化が進み、ネットワークを介したデータのダウンロードやオンラインプレイが可能となりました。
また、DSは携帯型ゲーム機としては史上初のタッチパネル採用したもので、教育にも取り入れられるほど、広い層のユーザー層を獲得します。それに対し、PSPは大型液晶画面と光学ドライブ、高性能マイクロプロセッサを搭載し、これまで携帯型ゲーム機は任天堂のハードが圧倒的でしたが、善戦することになります。
第7~8世代 携帯型ゲーム機の販売が減少
2010年代から、3DSやPS Vitaといった第7世代の携帯型ゲーム機が登場します。
3DSやPS Vitaは、カメラによるARやコミュニケーション、ソーシャルを意識した機能が入れ込まれました。また、Googleが開発した汎用モバイルオペレーティングシステム、Androidを搭載したゲーム機も登場しています。
2010年代後半以降になると、PSPやPS Vitaを発表していたソニーが携帯型ゲーム機から撤退。任天堂も据置と携帯の両方に対応した、Nintendo Switchを発売し、携帯型ゲーム機が発売されることが少なくなります。
それでも、PlaydateやSteam Deckといった携帯型ゲーム機の形状をしたゲーム機が登場し始めています。
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