不用品回収
2023/7/20

【キャンプの歴史】発祥~現在までの目的やスタイルの変化とは?

キャンプには「自然の中でテントを張り、野外で料理やアクティビティを楽しむ」といった娯楽的なイメージがあります。しかし、発祥の歴史を辿ると、現在とはその目的やスタイルがまったく異なるものでした。

本記事では、キャンプの発祥から現在に至るまでの歴史を紐解き、キャンプ発祥当時の目的とその変化について解説していきます。また、日本における過去2回のキャンプブームを比較し、各時期のブームの要因についても考察します。かつてのキャンプブームを経験した方も、未経験の方も、キャンプの魅力を改めて知るきっかけになる内容です。

キャンプの歴史とは?発祥からブームまで

ここでは、キャンプの発祥から、スタイルの変化、日本のキャンプの歴史まで紐解いていきます。

キャンプの発祥と語源

キャンプの語源はラテン語で「広場」を意味するカンプス(Campus) です。古代ローマ時代には、平らなところに砦を築き「共に生活しながら兵士の戦闘訓練をする場」をキャンプと呼んでいたとされています。その後は「仲間と共同生活をする場」という意味になり、戦闘訓練場だけでなく、自然の中での共同生活や活動を楽しむ場もキャンプと呼ぶようになりました。

現代キャンプは教育活動の一環として始まる

現代のような野外生活を楽しむキャンプが誕生したのは1860年代の南北戦争の時代です。アメリカのコネチカット州にあるガナリー・スクールの校長学校F.W.ガン(Frederick William Gunn)夫妻が行った、生徒への教育的キャンプが発祥とされています。兵士がテントを張ったり、野営生活をしたりする様子に憧れる生徒達のために、ガン校長は教育の一環として2週間の野営生活を生徒達に体験させました。

その後、アメリカやヨーロッパの各地で教育的キャンプが広まり、産業革命(1760年代~1840年代)のイギリスでは、余暇を楽しむ目的のキャンプが発祥しました。 産業革命以降は機械の発達により労働時間が短縮されたことで、所得と余暇が増え、レジャーを楽しめるようになったためです。1920年代のアメリカでは、庶民も自動車が手に入れられるようになり、オートキャンプが流行しました。

日本のキャンプの歴史

日本にキャンプの文化が入ってきたのは、明治時代の1907年だったとされています。当時の日本は「富国強兵」をスローガンに掲げており、学校の教科には軍事訓練が取り入れられていました。その中に、天幕を張って野営をしながら行うキャンプスタイルの演習がありました。

このようなキャンプスタイルの演習を取り入れたのは、学習院院長の乃木希典(のぎまれすけ)だったといわれています。学習院院長に就任する以前の乃木希典は、陸軍大将として多くの功績を挙げていた人物でした。院長就任後は、学習院で毎年夏休みに行われていた遊泳演習の中で、陸軍から譲り受けた天幕を浜辺に張り、学生たちと3週間の野営生活をしたそうです。

さらに乃木希典は、1911年にボーイスカウト創始者のイギリス陸軍中将・ロバート・ベーデン=パウエルと出会い、人格教育を目的としたボーイスカウト式キャンプを日本に取り入れるようになります。この歴史から、乃木希典は「日本青少年キャンプの父」といわれるようになりました。

第一次キャンプブーム

1990年代前半には、自動車が趣味やレジャーに使われだしたことや、週休2日制の導入により、日本で第一次キャンプブームが到来します。ピーク時の1996年には、キャンプ人口が約1,580万人にもなりました。荒れた道路も楽に走行できるSUV車が各社から販売され、休日は気軽に大自然のオートキャンプ場に出掛ける家族が増えたのです。

また、当時はバブルが崩壊し経済事情が悪化した時代でもあります。バブル期のような都会で大金を使う派手な遊びよりも、自然の中でゆったりと低額で楽しめるキャンプが支持されるようになりました。

第二次キャンプブーム

第一次キャンプブームが1996年にピークを迎えると徐々にキャンプ人口は低下し、2008年にはピーク時の約半分になります。しかし、2010年からは再び増加傾向がみられ、第二次キャンプブームが始まりました。2020年にはコロナ禍の影響により、610万人に落ち込みますが、2021年には750万人にまで回復しています。

第二次キャンプブームが始まった理由は諸説ありますが、第一次キャンプブームを経験した子供が親になり、家族とキャンプを楽しむようになったことが1つの理由とされています。

また、第一次キャンプブームに比べ、インターネットが普及したことでキャンプ用品の比較や購入が容易になったことや、道具の進化やキャンプサイトの変化によりキャンプの敷居が低くなったことも要因の1つと考えられます。ソロキャンプや女性のキャンプ、キャンプの設備が用意されているグランピングなど、多様なキャンプスタイルにより、老若男女が気軽に楽しめるようになりました。

近年ではコロナウイルスの流行により、感染リスクを抑えながら楽しめるキャンプが注目され、第二次キャンプブーム継続の要因になっています。

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