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2022/3/31

CSR活動の必要性とは?企業に与えるメリットや影響

企業は利益を生み出すことを目的とする組織ですが、近年はその形に変化が見られています。ただ利益を追求するのではなく、環境活動やボランティアと言った、CSR活動に力を入れている、というケースが見られるようになったのです。

CSR活動とは、企業にとってどのような必要性があるのでしょうか。企業とCSR活動の関係についてご紹介します。

CSR活動とは?必要な社会的責任

CSRとは「Corporate Social Responsibility」の略語で、日本語では企業の社会的責任と訳されます。そして、企業の社会的責任を果たす活動を「CSR活動」と言います。

海外では、古くから企業存続には持続的な社会的発展が必要である、と考えられています。社会があるから企業が存在できるのであり、企業は社会の持続と発展のために責任を果たすべき、という理念です。そのため、企業が事業を続けることで発生する影響に対し、責任を持たなければなりません。

一口にCSR活動と言っても領域はさまざまで、消費者だけでなく従業員、環境への配慮、社会貢献など幅広い取り組みがあります。また、2015年に国連サミットで採択されたSDGsは、2016年から2030年までに世界が平和的に持続するために達成すべき目標ですが、取り組むべき項目はCSR活動と関連するものが多く見られ、これに注力する企業も少なくないと言えるでしょう。

CSR活動が必要とされ始めたきっかけ

日本でCSR活動が注目されるようになったきっかけは、企業活動の信頼性がゆらぐ不祥事が見られたことからでした。例えば、食品の産地や賞味期限偽装問題、粉飾決算など。他にも、地球温暖化を始めとする環境問題が深刻化したことも背景にあります。

企業の活動は、大気汚染や資源の過剰利用、生物多様性のバランスに大きく影響します。1960年代、高度経済成長期にあった日本は工場から出される排煙や排水、自動車の排ガスなどによって、環境に悪影響を与えました。そのため、消費者が企業を見る目も厳しくなり、CSR活動を強く意識することは、企業にとって当たり前になりつつあるのです。

また、経済のグローバル化による企業活動の拡大も、CSR活動が必要とされる考えに、大きな影響を与えたと言えます。なぜなら、海外に発展するような企業は進出先である国の経済や社会に影響を与える、と考えられるからです。

CSR活動の必要性とは?3つのメリット

企業にとって、CSR活動に取り組むことは責任を果たすだけでなく、メリットもあります。企業がCSR活動に取り組みメリットの中でも、代表的と言える3つをご紹介します。

企業の評価・ブランドが上がる可能性

CSR活動のメリットは、企業のイメージアップにつながることと言えます。それは、企業の利益だけを追い求めるのではなく、自社の事業によって発生する環境の負荷に対し、責任を持つ姿勢を見せることで、消費者にも評価されるからです。それにより、競合他社との差別化を図り、企業のサービスや商品を利用したいと考える消費者も増えることにもつながります。

企業のイメージが上がることで、結果的に利益も上がることになるのです。

新たなビジネスを生み出す可能性

CSR活動により、新たなビジネスを生み出す可能性もあります。これは、環境保全などCSR活動を通して、さまざまな業界と接点が生まれる、と考えられるからです。

また、CSR活動によるイメージアップによって、顧客や仕入先からの信頼が増し、仕入先との関係が深くなることも考えられるでしょう。

従業員の満足度向上

社会に貢献している企業であれば、そこで働く従業員からの評価も上がります。活動内容に共感する従業員は、その企業で働くことを誇らしく感じ、生産性がアップすることも。生産性が上がることで、企業の利益が上がることにもつながるでしょう。

企業に必要なCSR活動に取り組むなら

CSR活動に取り組むことは、企業にとってさまざまなメリットがあり、必要性の高いことだと言えるでしょう。もし、CSR活動を積極的に取り組むことになったのならば「もったいない運送」にお任せください。

「もったいない運送」は事業から出た廃棄物のリユースやリサイクルに協力いたします。その他、不良在庫・余剰在庫の処理など、お悩みのことがあれば、ぜひご相談ください。

 

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