不用品回収
2022/2/25

【ウォークマンの歴史】誕生秘話から現在に至るまでを解説

外出先でも個人的に音楽を楽しむ方法は、今はスマートフォンがありますが、昔は簡単なことではありませんでした。これを実現した携帯音楽プレーヤーの元祖と言えば、やはりソニーが生んだ「ウォークマン」です。

ウォークマンとはどのような経緯で登場し、現在はどのように使われているのでしょうかウォークマンの歴史をご紹介します。

ウォークマンとは?歴史あるプレーヤー

ウォークマンの歴史を紹介する前に、そもそもどういった機器なのか確認してみましょう。

ウォークマンは、1979年からソニーが発売しているポータブルオーディオプレイヤーシリーズです。iPodやD-snapなど携帯音楽プレーヤーは多くの種類が出ていますが、その元祖が1979年7月に発売されたソニーの「ウォークマン TPS-L2」でした。

そのため、ウォークマンには歴史があり、さまざまな音楽メディアに対応したものが発表されています。カセットテープ、CD、MDの再生はもちろんのこと、ビデオウォークマンやDVDウォークマンも登場しています。

さらに時代が進むと、メモリースティックタイプや、ハードディスク、フラッシュメモリーを内蔵したものが主流に。時代に合わせて進化し、外出先でも個人的に音楽を楽しめるウォークマンは、多くの人に愛用されています。

ウォークマンの歴史!誕生から現在まで

それでは、ウォークマンはどのような経緯で誕生し、発展していったのでしょうか。ウォークマンの歴史をたどってみましょう。

ウォークマンの誕生

ウォークマンの開発はソニー創業者の1人である、井深大が、旅客機内で音楽が聴けるものを個人用に作って欲しいと、当時オーディオ事業部長であった大曾根幸三に依頼するところから始まりました。当時、既に発売されていた小型モノラルタイプのテープレコーダー「プレスマン」を改造し、ウォークマンのプロトタイプとなるものを作ったところ、その可能性が見出され、商品化が命じられることに。

当時の車内からは録音機能のないテープレコーダーは売れない、という反対がありましたが、それを押し切って開発を続行。「ウォークマン TPS-L2」が発売されましたが、当初はマスコミの反応は芳しくなく、宣伝部はウォークマンを身に付けて山手線を1日中回る、若いスタッフにも製品を身につけさせ、街中を歩かせる、という作戦にでました。

この宣伝活動が成功し、発売1ヵ月で3,000台の売上から、翌月には初回生産3万台をすべて売上げ、供給不足が半年間続くほどの人気が出ました。

カセットテープからCDへ

ウォークマンの登場によって「音楽を携帯し気軽に楽しむ」という新しい文化が誕生しました。「ウォークマンは新しい若者のライフスタイルの象徴」とまで言われますが、その後は小型化・軽量化・薄型化を限りなく追求する歴史となります。1983年10月に発売された「WM-20」はカセットケースサイズを実現するために、伸縮ケースと超扁平薄型モーターを採用。1985年9月に発売された「WM-101」は薄型化を実現するためにガム型充電式電池を初採用など。

しかし、カセットウォークマンが一定の売れ行きを見せた1980年代末、CDが普及し始めます。1984年11月には、世界初のポータブルCDプレーヤーであるD-50を発売し、改良版のD-50MkIIも展開しますが、今度は「音飛び防止」が課題となりました。1992年5月に発売した「D-515」は、他者に先駆けて電子音飛び防止技術のESPを搭載。さら改良を重ねて、1998年11月は「高音質連続音飛びキャンセラー」を搭載した「D-707」「D-808」が発売されます。

MDからデジタルオーディオプレーヤー

1990年代はウォークマンの全盛期となりましたが、1992年にMDウォークマンも発売されています。MDは編集しやすさから、2000年頃に一定のシェアを獲得しましたが、音質が悪いというイメージが強く、アメリカやドイツでは普及しませんでした。

さらに、2001年以降はデジタルオーディオプレーヤーが世界的に普及し、日本でも激しい競争が始まります。ソニーはデジタルオーディオの先駆者ではありましたが、ATRAC対応でMP3非対応・デジタル著作権管理などの問題から、後発であるiPod・iTunesに市場を奪われることに。

しかし、2006年10月、高音質化やマルチコーデックへの対応したNW-S700Fシリーズを発売し、一定のシェアを回復。2008年10月に発売した、NW-S730F/630Fシリーズは、若年層に向けたマーケティング展開を実施し、2009年8月の最終週販売台数シェアでiPodを追い抜きました。

旧世代メディアのウォークマン販売終了

2010年代に入っても、年間販売台数シェアをソニーが1位を獲得すなど、国内ランキング1位に返り咲きます。その理由としては、アップルユーザーがiPodと同じ形で音楽を聴けるiPhone・iPadに流れたから、とも見られています。

また、ポータブルオーディオプレイヤーの役目も果たす、スマートフォンが登場するタイミングで、旧世代メディアのウォークマンの販売終了も進みます。2010年10月、カセットテープ型ウォークマンの日本国内での販売終了を発表。2011年7月にMD最終機種のMZ-RH1と「Hi-MD」ディスクの生産・販売終了。

ただ、現在もオーディオマニアを中心に、ウォークマンは根強い人気を持っています。

ウォークマンの処分が社会貢献につながる

もし、大切なウォークマンを処分しなければならず、ためらっている場合は、それを使って社会貢献してみるのはいかがでしょうか。

不用品回収サービス「もったいない運送」は、不用品を回収した後、4つの社会貢献につながる取り組みに力を入れています。

4つの社会貢献とは、売上の一部で水が綺麗になる浄化剤を購入して途上国に寄付、障がい者の雇用創出、途上国の自立支援、環境保全です。

片付けたいけれど、せっかくなら何かの役に立ってほしい。そんなときは、ぜひ「もったいない運送」をお試しください。

 

Share