超合金のおもちゃとは？人気や価値が高い理由をご紹介

趣味でフィギュアやおもちゃを集めている方だったら「超合金」という言葉を聞いたことがあるでしょう。人気のあるおもちゃ「超合金」ですが、なぜ人気や価値が高い商品なのでしょうか。

超合金の誕生経緯や人気の理由をご紹介します。また超合金のおもちゃの処分や片付けが社会貢献つながる方法もご紹介します。

超合金のおもちゃとは？誕生の経緯

超合金のおもちゃ誕生は、1972年末から放送が開始されたテレビアニメ「マジンガーZ」が大きく関係しています。マジンガーZは当時、絶大な人気を誇り、さまざまなおもちゃが展開されました。その中で、特に人気が爆発したおもちゃが「超合金マジンガーZ」です。

亜鉛ダイキャストパーツとABS樹脂パーツで作られた「超合金マジンガーZ」は、ずっしりと重みがあり、アニメの中ではマジンガーZが超合金Zと呼ばれる非常に硬い架空の合金で作られているという設定も手伝い、子どもたちにとって憧れのおもちゃとなりました。

マジンガーZが登場する以前、アニメを支えていたのは、お菓子メーカーでした。しかし、この時期にお菓子メーカーは子ども向けのお菓子から大人向けの高級菓子へ主力を移し、次々とアニメから撤退することに。

そのタイミングで超合金がヒットしたことから、玩具メーカーがアニメのスポンサーになる意欲を高めます。そのため、超合金はアニメ作品や特撮作品のキャラクターをおもちゃ化するフォーマットとして定着し、ポピー(玩具メーカー)の一大ブランドとして、ロングセラー商品となりました。

超合金のおもちゃが人気・価値が高い理由

超合金のおもちゃは、なぜこれだけ人気となったのでしょうか。超合金のおもちゃの特徴は、設定に忠実な模型ではなく、子どもたちが手にとって遊べるものとして開発されました。亜鉛合金を用いたダイキャストパーツは頑丈で、プロポーションやデザインにはアレンジが加えられています。

現在、発売当初の超合金の一部は、レアもの・ビンテージとして取引されています。それは、丈夫な合金製であり手荒な遊び方しても壊れはしないものの、損傷があることは多く、箱や説明書、付属部品が残っていることも稀で、美品が珍しい商品となったからです。

さらに、1997年に子どもの頃に手に入れられなかった30～40代を対象に「超合金魂」として、マジンガーZが復活しました。原作に忠実なシルエットや「少年の心を持った大人たちへ」というキャッチフレーズにより、大人向けのアイテムであることを強調。超合金魂のマジンガーZが成功したことで、そのクオリティーが一般認識され、大人向け高級玩具の走りとなりました。

超合金の商品展開

超合金のおもちゃは人気を獲得した後、さまざまな商品を展開します。超合金の商品展開をご紹介します。

DX超合金

アニメのロボットが変形や合体を主流となったことで、DX超合金が登場します。DX超合金はさまざまなギミックを仕込んだおもちゃで、超合金が大型化していくきっかけとなりました。主なラインナップは以下の通りです。

GA-09 勇者ライディーン
GA-37 UFOロボグレンダイザー
GA-50 大空魔竜ガイキング
GA-85 闘将ダイモス
GD-99 創聖合体アクエリオン

超合金魂

マジンガーZの復活により、展開された超合金魂。ここから大人向けの高級おもちゃとして広く認知されるようになります。主なラインナップは以下の通りです。

GX-01 マジンガーZ
GX-02 グレートマジンガー
GX-06 ゲッターロボ
GX-13 超獣機神ダンクーガ
GX-14 エヴァンゲリオン初号機

THE 超合金

人気のあったキャラクターを一回り小さい90ミリで2003年から発売。当時の質感やギミック、パッケージを再現しています。主なラインナップは以下の通りです。

GT-00 マジンガーZ
GT-02 ロボコン
GT-06 勇者ライディーン
GT-08 コン・バトラーV
GT-10 ボルテスV

スーパーロボット超合金

「スーパーロボット超合金」は2010年8月から展開されています。コンセプトは「インパクト＆コンパクト」で、おもちゃの平均身長は14センチ。合体や変形は除外され、ダイキャストの使用箇所も足や関節と最低限であることから、値段も平均価格5,040円とリーズナブルなものになっています。主なラインナップは以下の通りです。