不用品回収
整理整頓
2022/1/20

木彫りの熊の捨て方は?処分方法と由来や人気の理由

田舎のおじいちゃんや親戚の家へ行ったら、なぜか置いてある木彫りの熊。いったい何のためにあるのか気になったことはないでしょうか。

そして、木彫りの熊を処分する際は、どのような方法で捨てることが正しいのでしょうか。木彫りの熊の処分方法を確認してみましょう。また、木彫りの熊を処分することで、社会貢献につながる方法もご紹介します。

木彫りの熊の捨て方は?正しい処分方法

木彫りの熊の捨て方は、選択肢がいくつかあります。自身の状況に合った方法を選び、正しく処分しましょう。

自治体による回収

まず一般的な方法として、自治体による回収を利用する、という方法が挙げられます。しかし、自治体による回収はごみを正しく分別する必要があります。木彫りの熊は何ごみに分類すべきでしょうか。

基本的に、木彫りの熊は燃えるごみに分別されます。しかし、サイズが大きい場合は粗大ごみに分別されることも。サイズやルールについては地域によって異なるため、木彫りの熊を処分する前に、必ず自治体に確認しましょう。

買取サービスを利用

もし、捨てようと思った木彫りの熊に、汚れや欠損がないのであれば、買取サービスを利用することも検討してみてください。「木彫りの熊なんて需要あるの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、木彫りの熊の中には高価格で取引されるものがあります。

ガラスの目を持つ木彫り熊や口が赤く塗られているものは、高値がつく可能性があります。また、足の裏や台座に名工の銘が刻まれている場合も、高値がつくかもしれません。捨てる前に値打ちがあるものかどうか、必ずチェックしましょう。

不用品回収サービスを利用

不用品回収サービスも、木彫りの熊を回収の対象としている場合があります。不用品回収サービスの利用は費用が発生してしまいますが、急いで不用品を片付けたいとき、たくさんの不用品が出て困ってしまったときなどに大変役立ちます。

また、不用品回収サービスは、回収した不用品をリサイクルやリユースに役立てるという特徴があります。木彫りの熊を捨てるにも、何となく「もったいない」という気持ちがあれば、不用品回収サービスに依頼してみましょう。

処分の前に知りたい!なぜ木彫りの熊は家にある?

気付けば家に置いてある、というパターンが多い木彫りの熊ですが、どういったものなのか、少し気になりはしないでしょうか。処分しようにも、どういったものなのかわからないと、何となく気が引けてしまうかもしれません。木彫りの熊の由来や、一家に1つはある理由を確認しましょう。

木彫りの熊の由来

木彫りの熊は、北海道の八雲町が発祥だと考えられています。1921年から1922年、当時の尾張徳川家の当主であった徳川義親は、ヨーロッパ旅行の際にスイスで木彫りの熊を購入し、日本に持ち帰ります。

1923年に、旧尾張藩士たちが入植した、北海道二海郡八雲町にある農場「徳川農場」へ木彫りの熊を送ると、そこで働く農民や付近のアイヌ民族たちに冬期の収入源として熊の木彫りを作るよう進めました。そして、1924年に開催された第1回八雲農村美術工芸品評会に木彫りの熊が出品されます。そこで高い評価を得て次第に広まっていくことになるのです。

木彫りの熊が一家に1つあった理由

そんな木彫りの熊は、八雲町だけでなく、北海道全域に広がり、定番のお土産となります。すると、1950~60年代に空前の北海道観光ブームが訪れることに。そこで、多くの観光客が日本各地に木彫りの熊を持ち帰り、一家に1つと言えるほど広まりました。さらに、修学旅行でも木彫りの熊をお土産として購入することも、広まった要因です。

木彫りの熊には意味がある

木彫りの熊がかつて人気であったことはわかりましたが、置物として何か意味があるのでしょうか。実は、木彫りの熊には「大きく成長する」や「大物になる」という意味がある縁起物です。そこから転じて「試練に勝つ」や「試験に合格」するなど、受験のゲン担ぎとしても意味があります。縁起物であることから、捨てることに抵抗を持ってしまった場合は、神社に奉納するという手段もあるため、検討してみましょう。

木彫りの熊の処分が社会貢献につながる

木彫りの熊を処分するとき、ただ捨ててしまうことが「もったいない」と感じ、何かの役に立てられないか、と考えてしまうこともあるでしょう。そんなときは不用品回収サービス「もったいない運送」のご利用を検討してみてください。

「もったいない運送」は、回収した不用品をリサイクルやリユースに役立てるだけでなく、4つの社会貢献につながる取り組みを行っています。内容としては、売上の一部できれいな水を作る浄化剤を途上国に寄付する、障がい者の雇用創出、途上国の支援、環境保全です。捨てるだけではもったいない。何かに役立ててほしい。途上国の現状が気になる。そんなときは、ぜひ「もったいない運送」をご利用ください。

 

Share