ミシンの捨て方には種類がある！適切な処分方法とは

裁縫に便利なミシンは歴史が長く、その種類はさまざまです。そのため、ミシンをお持ちの方も多く、何かのタイミングでミシンを処分する機会があるかもしれません。

しかし、ミシンの処分はどのような方法が適切なのでしょうか。ミシンの種類や、正しい捨て方など注意点を確認してみましょう。

ミシンの捨て方とは？適切な処分方法

ミシンを捨てる機会があったら、どのような方法で処分すべきでしょうか。いくつかの選択肢がありますので、状況に合った方法で処分しましょう。

自治体による回収

ミシンの処分は、自治体による回収が最も手間がなく、費用も抑えられると言えるでしょう。ミシンを自治体で処分する場合、燃えないゴミか粗大ゴミのどちらかになりますが、これは大きさによって決まり、その基準は自治体によって異なります。一辺の大きさが30センチ以上、もしくは50センチ以上の場合は、粗大ゴミとなることが多いので、あらかじめ自治体に問い合わせましょう。

燃えないゴミであれば、指定の袋にミシンを入れてゴミ捨て場に置くだけですが、粗大ゴミとなれば有料の処理券を購入し、自治体に回収日を指定する必要があります。料金の目安としては、一般的な卓上ミシンで400円程度。サイズが大きい特殊なミシンであれば1,200円程度を想定してください。もちろん、料金も自治体によって異なるため、粗大ゴミの回収日を指定する際に、一緒に確認しましょう。

買取サービスを利用

ミシンを手離すとき、まだ使えるものであれば捨ててしまうことはもったいないことです。そんなときは買取サービスを利用してリユースすることを検討しましょう。ミシンは高機能なものやアンティークと言えるものであれば、高値で買取られることもあります。リサイクルショップに持ち込むことはもちろん、最近はオークションサイトやフリマアプリによる買取サービスが存在します。

ただ、買取サービスを利用することは、やや手間がかかってしまうという問題があります。リサイクルショップの場合は、自身で持ち込む必要があり、そもそも付近に店舗がないこともあるでしょう。オークションサイトやフリマアプリも、買い手を探したり、自ら梱包・発送を行ったりと、多くの手間があります。そのため、急ぎでミシンを処分したい場合は、別の方法を選んだ方が適切かもしれません。

不用品回収サービスを利用

急いでミシンを処分したい。ミシン以外にも不用品が出てきてしまった。そういう場合は、不用品回収サービスを利用してみましょう。

不用品回収サービスは指定した日時に駆け付け、不用品の処分に協力してくれます。引っ越しや大掃除のような、限られた時間の中で不用品を処分するときは、大変助かるサービスだと言えるでしょう。

ミシンを捨てず買取に出す場合の注意点

ミシンを処分するのではなく、買取サービスでリユースする場合は、いくつかの点に注意する必要があります。

まず、前提としては壊れていない、問題なく利用できることです。可能な限り高値の買取を希望するのであれば、購入時の箱や説明書が揃っている必要があります。傷や汚れがある場合は、買取価格が下がってしまうので、できるだけ綺麗になるよう掃除しましょう。

また、ミシンを輸送するときは、針やボビンを外す必要があります。なぜなら、輸送中に針が折れて故障することも考えられるからです。

買取してもらえない、トラブルにつながってしまう、といった状況を回避するためにも、これらは注意しましょう。

処分前に確認しよう！ミシンの種類とは

ミシンにはいくつかの種類があります。ミシンを処分する場合、買取を希望する場合も、種類を把握しておくことは役立ちます。ミシンの種類とはどのようなものがあるのでしょうか。

家庭用ミシン

一般的なミシンは家庭用ミシンと言います。家庭用ミシンと言っても、その中でもいくつかの種類があります。

電動ミシンは、電源から直接モーターへ電気を送って動くシンプルなタイプです。フットコントローラーの踏み具合により電圧を変え、運針速度を調整します。

電子ミシンは針の停止位置や縫い目の調節を電子回路で制御可能で、ボタンを操作して設定します。電動ミシンのように低速時にパワーが弱ることがなく、電子ミシンは力強く縫いものを進められます。

コンピューターミシンは家庭用ミシンの中で、最も高性能なものです。マイクロコンピューターを搭載し、針の運動から糸調子、縫い目などの調節も制御可能です。

職業用ミシン

職業用ミシンは家庭向けとしても使われますが、仕立て屋などにも使われます。家庭用ミシンよりも速度があり、耐久性も高く、直線縫い専用のミシンです。家庭用ミシンよりも縫い上りは美しく、ジーンズのような厚物縫いも可能だという特徴があります。

ロックミシン

ロックミシンは、ニット素材のような伸縮性の強い生地の縫い合わせが得意です。布端を処理するもので、布の端をロック(閉じる)という意味で、ロックミシンと呼ばれます。職業用的に使われることが多いロックミシンですが、洋裁をする人を中心に普及しつつあるミシンです。

ミシン処分を不用品回収業者に依頼するメリット

ミシンの処分方法は、不用品回収サービスの利用がお勧めです。なぜなら、不用品回収サービスによって回収された不用品は、ただ処分されるわけではないからです。

不用品回収サービスの多くは、回収したものを海外などに輸出することでリユースし、資源を無駄にすることはありません。他の処分方法に比べれば、費用はかかってしまいますが、環境に負荷をかけない、社会に貢献する側面を持っているのです。

また、不用品回収サービス「もったいない運送」は、利用するたびに途上国の支援につながります。不用品が多く出てしまったとき、急いで処分したいものがあるとき、ぜひ「もったいない運送」の利用を検討してみてください。