社会問題
2024/8/23

気候変動が深刻なアフリカ!貧困や紛争につながる恐れも

世界的に問題となっている気候変動ですが、アフリカもこれによる影響を受けています。アフリカでは気候変動が原因で、貧困や砂漠の進行が悪化。多くの人の命が危険にさらされています。アフリカを襲う気候変動はどのような影響を及ぼすのでしょうか。

アフリカの気候変動の現状をご紹介します。

アフリカを襲う深刻な気候変動

気候変動は地球温暖化をはじめ、災害の原因とも考えられている現象です。アフリカでも気候変動によってさまざまな災害が起こっています。中でも大きな被害を出す災害は、どのようなものがあるのでしょうか。

サイクロン

インド洋や太平洋南部で発生する熱帯低気圧をサイクロンと呼びますが、凄まじい暴風を発生させるため、非常に危険な災害に発展することがあります。

アフリカもサイクロンによる被害に遭うことが多く、2023年の2月も「フレディ」と名付けられた暴風雨が発生。マラウイやモザンビークといった国を通過し、広い範囲で家屋の倒壊や土砂崩れを発生させただけでなく、多くの死者と行方不明が出る事態となりました。

熱波や干ばつ

アフリカと言えば、熱帯気候を連想する人も多いかもしれませんが、実際に死者が出るほどの熱波に襲われています。

深刻な干ばつもアフリカでは多く、特に「アフリカの角」と呼ばれるソマリア、エチオピア、ケニアといった地域が最悪な被害に遭った過去が。過去50年間にアフリカの干ばつによって失われた命は50万以上。損失額は700億ドルに達すると言われています。

集中豪雨

アフリカは干ばつに苦しむ一方で、気候変動による集中豪雨による被害も発生しています。

アフリカはエルニーニョ現象の影響を受け、集中豪雨が発生し、大規模な洪水が発生することも。2024年の3月も「アフリカの角」とブルンジ、タンザニアといった地域が被災し、多くの人が家を追われることになりました。

アフリカの気候変動による影響

このような気候変動は、アフリカに住む人々にどのような影響を及ぼすのでしょうか。それは、水不足や感染症だけでなく、武力衝突にも関係しています。

水不足と貧困

気候変動によるサイクロンや干ばつと言った現象は、水不足や貧困につながります。

アフリカの全人口の63%を占める7億7,000万の人々は農村部に暮らし、その多くは農業を営んでいます。しかし、干ばつによって水不足になってしまえば、作物を育てることもできず、食糧を確保できない事態に。もちろん、収入が得られないため、貧困状態に陥ってしまいます。

これはサイクロンや洪水と言った気候変動も同じことで、現地に住む人々の生活を文字通り破壊してしまうのです。

衛生状態の悪化による伝染病

洪水やサイクロンは、トイレや安全な水の供給源も破壊してしまうため、現地の衛生環境を悪化させてしまいます。生成環境が悪化した状況が続くと、水を媒介して感染するコレラが広まる恐れがあり、大変危険です。

また、洪水の被害を受けると野外で寝泊まりすることが多く、そうなると蚊の媒介によって感染する、マラリアやデング熱といった感染症の危険にさらされてしまいます。

武力衝突

気候変動は貧困や経済的な打撃を生み出すため、内戦や民族紛争といったリスクを間接的に増大させるのではないか、という指摘もあります。

気候変動によって、確保が難しくなる天然資源は少なくありません。数少ない資源を争って戦うことも考えられ、アフリカはもともと内戦や紛争が多い地域でもあることから、気候変動が増すことで激化する恐れがあるのです。

アフリカなど気候変動で悩む国を支援するには

アフリカでは気候変動によって、命に係わる危険にさらされることが少なくありません。これらを解決するためには、さまざまな助けが必要となりますが、こういった状況にある国を個人で支援する方法があります。

それが不用品の回収・寄付サービスである「もったいない運送」の利用です。もったいない運送は軽トラック1台分の不用品を送料のみで回収するサービスで、対象となる品は家電製品から生活雑貨までとさまざまです。

また、利用されるたびに以下のような4つの社会貢献につながることが最大の特徴です。

  • リユース・リサイクルによる環境保全
  • 途上国での修理依頼による雇用創生
  • 途上国へ100リットルの水をきれいにできる浄化剤の寄付
  • 国内の障がい者の雇用創生

つまり、不用品を片付けるだけで、水不足や経済的に困っている国の支援に貢献できるのです。

もったいない運送は、引っ越しや大掃除などたくさん不用品が出る際は、特に便利なサービスだと言えます。もし、機会があればぜひご利用してみてください。

 

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