リサイクル
2022/3/17

リサイクル・リユースの重要性とは?違いやメリットをご紹介

私たちの生活は至るところで、リサイクルやリユースの重要性が指摘されています。しかし、リサイクルやリユースが、具体的にどのような点で重要なのか、いまいち理解していない、ということもあるでしょう。

リサイクル・リユースによる影響は、どのようなものがあるのでしょうか。リサイクルとリユースの違いを踏まえ、ご紹介します。

環境に重要なリサイクルとリユースの違い

リサイクルとリユース。よく似た言葉ではありますが、何か違いがあるのでしょうか。まずはリサイクルとリユースの違いを確認してみましょう。

リサイクル(Recycle)は再資源化を意味し、使ったものの形状を変え、素材として再び利用します。例えば、段ボールから再生紙を作る、アルミや鉄を溶かして新しい製品をつくる、ペットボトルからフリースを作る、など。つまり、リサイクルは製品を粉砕したり融解したり分解したりと、原材料化して再資源化することを指しています。

それに対し、リユース(Reuse)は一度使ったものを、そのままの形状で再使用することを言います。中古品を購入する、古着を使用する、瓶を洗って何度も使う、洗剤やシャンプーは詰め替え容器を何度も使う、などがリユースの具体的な例です。

ちなみに、環境配慮やごみ削減における重要なキーワードとして「3R」というものがあります。これは、リデュース(Reduce:無駄なゴミの量を減らすこと)、リユース、リサイクルのことを指し、その優先順位はリデュース、リユース、リサイクルという順番です。

リサイクルとリユースは似た言葉ではありますが、このような違いがあり、リユースの方が優先して取り組むべき、ということになります。

リサイクル・リユースの重要性

私たちが持続可能な社会を続ける上で、とても大切なリサイクル・リユースですが、なぜ重要だと言われるのでしょうか。リサイクル・リユースが重要だと言われる理由を確認してみましょう。

自然環境への影響を抑える

私たちが生活することで、多くのごみが発生し、中には適切に処理されることなく、自然環境へ排出されてしまうこともあります。それらは、自然環境に多大な影響をもたらしています。そして、その影響の多くは悪いもので、自然を破壊し、動物を減少させる原因となっています。

私たちの衣食住を保つために、多くの資源が必要となりますが、それは自然環境から得ているものばかりです。恩恵を与えてくれる自然環境を自らの手で破壊しないためにも、リサイクル・リユースによってごみを削減することは、とても重要なことだと言えます。

限られた資源を有効に使う

自然環境から得られる資源は、決して無限ではありません。自然環境から資源を得た後も、自然の自己回復力によって、同じ場所から何度も資源を調達できますが、私たちがその回復力を上回るスピードで資源を消費し、利用し続けてしまったら、いずれは枯渇してしまいます。

それでも、私たちが生活するためには、多くの資源が必要です。限りある資源を有効活用するために、リサイクル・リユースを心がけなければなりません。

最終処分場の延命

私たちが日々排出するごみは、自然に還らないものも少なくありません。そんなごみは、最終処分場と言われる施設へ行き着きます。

しかし、この最終処分場にも限界があり、ごみが排出され続けてしまったら、その容量を超えてしまいます。いつかは最終処分場の容量を超えてしまう日がやってきますが、少しでも延命するために、リサイクル・リユースによって可能な限りごみを削減する必要があるのです。

リサイクル・リユースにはデメリットも

リサイクル・リユースには、いくつものメリットがあり、私たちの生活を継続するためには重要な取り組みだと言えます。しかし、そんなリサイクルやリユースもデメリットと言える側面があるのです。

リサイクルのデメリット

リサイクルのデメリットは、資源から製品をつくり出す方が、コストが低い場合がある、という点が挙げられます。リサイクルするためには、人件費や燃料、輸送の費用が発生し、結果的に効率が悪くなってしまうこともあるのです。

他にも、リサイクルによって品質が劣化してしまう、というケースもデメリットだと言えます。リサイクルのためには同じ素材を集める必要があり、そのためにもコストが発生する上に、作業の過程で不純物が混じり、品質を劣化させてしまいます。

これらリサイクルのデメリットを軽減するためにも、私たちはごみを正しく分別する必要があるのです。

リユースのデメリット

リユースのデメリットは経済への影響が挙げられます。リユースは中古品として再利用されることから、新しい商品の生産量や販売量が減少することがあります。そのため、産業や経済成長が衰退してしまう、という見方もあるのです。

また、リユースによって家電などの機械を修理することになった場合、その代金が新しいものを購入する費用と変わらなくなってしまう場合もあります。

これからもリサイクルとリユースを重要視しよう

リサイクルとリユースは、私たちの社会を持続可能なものとするため、重要な役割を担います。そのため、日常から意識する必要がある、と言えるでしょう。

しかし、片付けや引っ越しで出た不用品をリユースしたいと思っても、想定より量が多くて手間がかかってしまう、ということがあるかもしれません。そんなときは、不用品回収サービス「もったいない運送」をご利用ください。

「もったいない運送」は回収した不用品をリサイクル・リユースに役立てるだけでなく、4つの社会貢献につながる取り組みを行っています。4つの社会貢献とは、売上の一部で水を綺麗にする浄化剤を購入して途上国に寄付、途上国の自立支援、障がい者の雇用創出、環境保全です。

不用品を捨てるにしても無駄にしたくない。ボランティアや寄付といった社会貢献に興味がある。そういった場合は、ぜひ「もったいない運送」のサービス内容だけでも確認してみてください。

 

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